Activity活動記録
活動記録
芸備線を視察しました
5月に広島と岡山を結ぶ芸備線に乗ってきました
厳しい経営が続く中、路線の存続やバスへの転換などが議論する再構築協議会が開かれています
特に収支が厳しいのが備後庄原〜備中神代(68キロ)
連休期間で鉄道ファンなど約20人の乗客がいましたが
ふだんは1人程度だそうで、大きな観光地もないことから厳しい状況は伺えます
それでも鉄道ファンは、都会にはない車両や駅舎を盛んに撮影していて、
これも何か人を呼び込む仕掛けになるような気がしました
備後西城駅では地元の女性が手を振ってお見送りしていましたが
こうした地域の盛り上がりがどれだけできるのかもポイントです
人口減少が進む中、今は黒字でも、赤字になる路線は確実に増えます
赤字になれば廃線するということを繰り返すと、線路はなくなっていくでしょう
CO2削減が叫ばれる中、このまま車中心の社会を続けるのか
100年後を見すえて、鉄道の公益性、環境性を活かす視点も必要ですよね
道路には年間2兆円の予算が使われていますが、鉄道はわずか1000億円
これまで鉄道事業は民間任せにしていましたが、
鉄道も公共インフラの一つとして考えた方が良いのではないかと思います