Activity活動記録
活動記録
がん高精度放射線治療センターが8年ぶり赤字
広島県などが設置した「広島がん高精度放射線治療センター」が2024年度、8年ぶりに赤字となる見通しです
その要因について、広島県は他の医療機関からの紹介患者の減少をあげています
このセンターは1台3億円以上する放射線治療装置リニアックを3台導入し、9年前に開設され、
当初は他の病院から紹介患者を受け入れて、安定的に利益をあげる構想でした
ところがここ数年、広島市民病院や安佐市民病院など他の病院が最新のリニアックを導入したことから患者数が減り、
2024年度は3500万円の赤字に転落しました
センターの設備は9年前のもので、最新機器を揃えた病院に患者が流れるのは自然の流れです
他の病院がリニアックの整備を進めることを想定していなかっ広島県の見通しの甘さを指摘せざるを得ません
センターは2030年度に開設される新病院と統合して、設備の更新を図るとみられますが、
それまでの5年間は厳しい運営が続きます