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12月議会 一般質問⑥「教員等による不適切な指導から子どもたちを守る」

県議会の一般質問での私の要望項目をご紹介します

 

教員による不適切な指導から子どもたちを守る取り組みを

動画はYouTube「井上けんいちろうチャンネル」へ👇

https://www.youtube.com/watch?v=4F3mw1DXO_s

 

【私の一般質問】

11年前、東広島市の中学2年生の男子生徒が自ら命を断つ悲劇がありました

生徒のご両親は複数の教員から学校で繰り返し同じ指導を受けて追い詰められたことが原因として市などに損害賠償を求める裁判を起こし、今年3月に、東広島市がご両親に謝罪し、再発防止策をとることなどで和解が成立しました

教員による不適切な指導によって児童や生徒が自殺に追い込まれる「指導死」と呼ばれる事案は後を絶たず、昨年12月に改訂された文部科学省の生徒指導提要にも、「体罰や不適切な言動等が、部活動を含めた学校生活全体において、いかなる児童生徒に対しても決して許されないこと」「いたずらに注意や過度な叱責を繰り返すことは、児童生徒のストレスや不安感を高め、自信や意欲を喪失させるなど、児童生徒を精神的に追い詰めることにつながりかねません」と注記されています

さらに、文部科学省通知において「不適切な指導等について、体罰と同様に懲戒処分基準に規定している教育委員会もあり、未整備の教育委員会においてはこうした規定を参考にして懲戒処分基準に定めることが望ましい」と示されました

すでに全国の二十を超える都道府県で、児童生徒に対する不適切な言動等が懲戒処分規定に加えられていますが、本県の教育委員会の懲戒処分の指針には入っていません。不適切な指導の抑止を図り、子どもの命を守るために、児童生徒に対する暴言等の不適切な言動を本県の懲戒処分規定に加えていただきたいと思います

先日、亡くなった男子生徒のご両親にお話を伺いました ご両親の願いは、「二度と同じような悲劇が起こらないでほしい」ということです

再発防止に向け、学校関係者がどうして不適切な指導が行われたのか、どんな防止策があるのか、具体的な事例を通して、学び考えることが重要です

そこで、県内すべての教職員に対する研修を行なうとともに、学校内で児童生徒が相談できる環境づくりも進めていただきたいと思いますが、懲戒処分規定の見直しを含めて、教員等による不適切な指導から子どもたちを守る取組について、教育長の御所見を伺います

また、海外では、子どもの死亡に関する効果的な予防策を検証する事業「Child Death Review」(CDR) という取り組みが実施されています。CDRは、地域の警察、消防、医療機関や専門家が情報収集、検証、予防策の提言を行うもので、令和2年度より複数の都道府県においてモデル事業を実施していますが、本県でも実施を検討してはいかがでしょうか

【平川 教育長】

文部科学省の生徒指導提要に示されている行為等により、教職員が児童生徒を精神的に追い詰めるようなことは決してあってはならないことと考えている

  現在、半数以上の都道府県・政令市の教育委員会で懲戒処分の指針に、不適切な指導等に係る規定が設けられているところですが、その規定内容や範囲等は様々となっていることから、指針の見直しの要否も含め、どのような対応が必要か検討を進めている

  また、Child Death Review、「予防のための子供の死亡検証」につきましては、現在、一部の自治体で試行的に実施し、その結果などを基に、国において検証の方法等について検討していると聞いているので、その動向を注視してまいりたいと考えている

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