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12月議会 一般質問⑦「オーバードーズ(市販薬の過剰摂取)防止対策を」

県議会の一般質問での私の要望項目をご紹介します

オーバードーズ(市販薬の過剰摂取)の防止対策を!

※広島県議会でオーバードーズについて質問したのは私が初めてです

 

動画はYouTube「井上けんいちろうチャンネル」へ👇

https://www.youtube.com/watch?v=D0wOmj3ng54&t=18s

 

【私の一般質問】

オーバードーズとは、薬局やドラッグストアで購入できる一般的な風邪薬や咳止めなどを大量に服用することです

風邪薬や咳止めの市販薬には麻薬や覚醒剤と同じような成分がごく少量含まれており、一度に何十錠も服用すると一時的に気分が落ち着いたり、高揚したりします。服用を繰り返すうちにそれまでの量では効かなくなり、薬に依存してしまうと、自力ではやめられず、肝臓や腎臓の障害、呼吸や心臓の停止による死亡例も報告されています

国立精神・神経医療研究センターの昨年の調査では、薬物依存症の治療を受けた10代の患者の主な薬物を見ると、市販薬が全体の65.2%とトップを占めており、さらに高校生の60人に1人が過去1年以内に市販薬の乱用経験があるという状況でした

10代の薬物乱用といえば、10年前までは大麻や危険ドラッグなどの違法薬物を若い男性が使用するケースが多かったのですが、オーバードーズは、薬局やインターネットで簡単に購入できるため、非行歴が少ない、若い女性に多いなどの傾向があります

この背景には学校や家庭で感じている「つらい気持ちを和らげたい」という心理が大きいと指摘されており、中には、いじめや虐待、家族関係など、深刻な問題が潜んでいる場合もあります

薬物の乱用は依存性があるため、簡単にはやめられず、本人や親だけで解決することは難しい問題です。そのため、地域で支える仕組みづくりが大切だと考えます

そこで、オーバードーズの防止対策として、被害が深刻化する前に、当事者や親が相談でき、早めに医療機関につなげる専門の相談窓口の設置が必要ではないかと考えますが、知事の御所見をお伺いします

また、早い段階でオーバードーズの危険性と薬物の正しい認識を学ぶため、教育現場における薬物乱用防止教室などでの指導啓発を一層強化していくべきだと考えます

 

【湯崎 知事】

オーバードーズを含めた薬物乱用防止対策の一つとして、薬物依存の問題を抱える青少年やその家族などへの相談支援体制を確保することは重要であると認識している

このため、保健所や精神保健福祉センターなど20か所におきまして、保健師や精神保健福祉士などが、寄り添って悩みを聞き、必要に応じて医療機関につなげられるよう、対面や電話による相談窓口を設置している

あわせて、休日の夜間などに、SNSを使って気軽に相談できる「こころのライン相談@広島県」も実施しており、今後、こうした相談窓口の周知につきましても、県のSNSや関係機関とのネットワークを活用することにより強化していく

引き続き、オーバードーズを含めた薬物乱用防止対策に、私を本部長とし、国、県などの機関で構成いたします「広島県薬物乱用対策推進本部」が中心となって、薬物教育啓発活動や相談事業の充実に向け、積極的に取り組み、県民の皆様の安全・安心の確保に努めてまいりたい

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